私の小さなお店➁
十数年経営した、私の小さな、イタリア料理店を閉じるのは、勇気がとても、必要だった。
結婚した事がない、私が解るわけないんだが、離婚と、同じ様なくらい、だと思う、いや、私にとっては、辛かった。
決断、決心するのには、時間がかかった。
決心してからは、それに向けて、ただ突き進んで、いろんな、やらなくては、ならない事を処理してゆく、ただそれだけだった。
もちろん、この時期、私のメンタルを支えてくれたのは、一緒に、働いた南の島出身の男の子と、長くこの店に、通ってくれた、常連のお客さんだった。
ありがたかった....
みんな、自分達の、居場所だったんだ…と、思ってくれていた。
私たちの、料理を食べる前に全て、写真にしていて、三冊の本にして、最後の、日に持って来てくれたお客さんもいた。....幸せだった。
身体も、精神的にも、お金も、大変だったが、それ以上の、人との出会い、繋がり、幸せ感を、感じれた。
この、はてなブログを始めるきっかけも、今の、私の気持ちを、書き留めたかったからだ。
私たちの未来を感じてくれて、一緒に、涙を何度も拭きながら、名残惜しく思ってくれた。
ありがたかった。